以下は、断面線(右側の地図レイヤ上の緑線)に沿った地表断面に対して震源データ(黄色プロット)を断面線から任意の距離で直交投影したグラフです。
なお、グラフのプロットの大小は、地震規模(マグニチュード)の大きさを表している。
領域 b(珠洲市地域)の投影グラフ
投影エリアでは、本震(1/1 16:10)が引き金となり、この断層帯では約1時間後(17:22)M:4.9の余震を筆頭に、地下断層破壊の地震誘発が深さ8~14kmの間で始まっている。
領域 c(志賀町北部地域)の投影グラフ
この投影エリアでも領域 bと同様に、本震が引き金となり8分後(16:18)にM:6.1の余震誘発が起こり、それ以降の震源深さは概ね(ごく浅い)~8kmの間で余震が続いている。
ただ、領域 bとの違いは地震回数が多い点と、深さが浅い場所で発生していることがわかる。