20242

 

概 況

 

2月に入っても余震活動は依然として活発な状況が続いていて、地震発生場所は相変わらず能登半島(周辺海域を含む)全域に及んでいる、その地震回数は激減したものの月間で142(対前月比=9%)を数えている。(但し、新潟県・佐渡島沖を震源とした地震で、能登半島で観測した地震回数は含まれてない)

地域別で見てみると、1月と同様に輪島市内陸と志賀町内陸で全体の50%超を占めている。また、先月のように特定の震央地点で際立って多発した場所は見受けられなかった。

最大震度では、震度5以上の強震は無いものの、震度4の地震が2回観測されるなど中・小規模な地震状況であった。

 

 

 

【断り】

文字表記について以下のように改める。

個々の地震発生場所は、その位置が震央地点でも緯度・経度に微妙な違いがあり、一つ一つの位置を視覚化した場合は繁雑なものになり適切ではないと考える。従って、「震央地点」の表記を、ほぼ近接した地震発生場所の領域を意味する「震央域」に改めて、以降この文字表記とする。

 

 

なお、以下のグラフ・図は、気象庁HPの「令和6年2月 地震・火山月報(防災編)」資料に基づいて作成したものである。

 

 

 

地域別地震回数

 

下のグラフは、市町地域別(周辺海域含む)の地震回数を表したものである。

 

 

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震央域分布図

 

地震発生場所は、1月と同様に能登半島(周辺海域を含む)全域に及んでいることが下の震央域分布図で見てとれる。

 

分布図の震央域にマウスカーソルを合わせると地震履歴が表示。また、マウス左クリックすると地図上でその位置を [新しいタブ] で表示する。

(個々の詳しい震央位置は、地震履歴欄の緯度・経度で表記)

 

 

 

 

 

 

震央域別・日別地震回数

 

次の表は、震央域別・日別に発生した地震回数を表したものである。(震央域名は任意の名称としてある。)

 

(注)空白欄は、地震が発生しなかったことを示す。

 

 

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日別・最大震度別地震回数

 

下表は、震度1以上を観測した日別・最大震度別の地震回数を表にしたものである。

震度別の回数は、表の2月計欄を参照。

 

(注)空白欄は、震度を観測しなかったことを示す。

 

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